「始まりの写真」プロジェクトは、2011年5月に、東日本大震災の被災地を訪れて以来、写真撮影を通じて<笑顔をシェア>する活動として、撮影活動を続けて参りました。
その後、支援者と被災地を写真を通じてその思いをシェアできるよう、当BLOGを立ち上げ、活動の報告を行って参りました。当BLOGへのアクセスは、日本国内のみならず、世界中に広がりを見せており、この東日本大震災からの復興への関心と震災が世界に与えた影響力の大きさを改めて感じさせられております。
これらの活動を通じて、多くの志を共にする素晴らしいボランティア活動をする人たちとの出会いがあり、訪れた被災地においても復興支援の合い言葉でもあった、<絆>を感じさせられる多くの貴重な体験に授かって参りました。
写真撮影という人と人との生の関わりを通じて、カメラのレンズを通した様々な人々の想いを直に感じさせられてきたこと、それぞれの場面において、震災後に育まれた出会いや友情は、私達にある気付きをもたらしており、震災がもたらした多くの悲劇に取って代わる皮肉ではないことを確信させられております。助け合いの精神は、地震や自然災害の多い日本では古来からの災害から身を守る術の一つでもあり、人間としての真実と直結しているという事実を改めて実感させられたのです。
また、震災からまもなく2年が経とうとしている現在、津波に襲われた地域に散在していたガレキのほとんどは集積所へ運ばれ、半壊の家屋等が解体された後に残された風景は、かつて住居や街が存在していたその場所の再開発へと向かう過程にあるようにも一見すると思えるかもしれません。整備された道には復興の多大な成果を感じさせられます。しかし、人の生活の営みが消えたその風景には、今なお震災の傷跡は拭い去る事の出来ない記憶として深く刻まれています。避難生活を続ける被災者の方達にとっては、様々な複雑な想いがあるのです。
かつてそこにあった日常。震災後の今の日常。被災地における無常の世界を眺めながら、外部から来た私のような人間にとっては、今目にしているあまりにも普通にあるこの日常から、あたかもそこには始めから何もなかったことのように思えてしまうかもしれません。しかし被災者の方達その地の人たちにとっては、傷跡と未来を描く無垢のキャンバスそれぞれの側面を持った、心に結びつけられた聖なる風景なのです。
苦境の中、もがきながらも前を向いて行こうとする多くの人たちがいます。そして一歩づつ前へと進んでいる人も多くいると思います。
このような人たちの精神力に、むしろ励まされた支援活動をされた人も多いに違いありません。私の「始まりの写真」プロジェクトのアイデアそのものは、未曾有の震災を目の当たりにした被災者、支援者とを写真の力で笑顔を紡ぐというものでありました。しかしながら、継続させるモチベーションは、やはり実際に現地へ赴いて被災地で出会った人々の前向きな想いであったのです。今なお私は、被災地でがんばる人たちの姿にむしろ後押しされた形で、この活動に関わって行きたいと考えているのです。
2012年以降、避難生活者の方々の仮設住宅への転居が各地で進み、被災地における被災者の自立支援を促すという全体の流れに伴い、当初はチャリティ支援活動として始動した当プロジェクトではありましたが、現在はチャリティで支援して行くという方向性は絶っているのが現状ではあります。今後は、チャリティという支援方法だけにとらわれる事なく、この活動を通じて築き上げて来た<絆>を過去のものとするのではなく、純粋に人の想いをメッセージできるようなプロジェクトへとシフトしていきたいと考えております。
写真とは、過去を過去へと追いやっていくものであるかもしれません。しかし、現在と常に向き合うと言う意味においては、過去を現在として向き合う事も可能とするものでもあります。そして、過去と向き合いながら未来へと向かう現在が被災地にはあると私は思うのです。私が今まで撮影して来た写真、今後撮影していく被災地の姿が何らかの東日本大震災で被災された方達にとって少しでも前を向く手だてとなるようなものであって欲しいと願うのです。
2012年12月1日 安藤毅
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(「始まりの写真」プロジェクト発足当初の主旨)
<笑顔をシェアする復興支援活動>
Photographer 安藤毅が立ち上げた、チャリティ写真撮影による復興支援活動
東日本太平洋沖地震の被害により、思い出の写真を失われた方々に、無償で写真撮影を行う活動です。
撮影した写真はポストカードサイズにプリントして、その場でお渡し致します。
支援の輪を拡げる為に、被災地以外では、一枚¥1,000にて、チャリティの撮影活動を行います。
同じく、撮影した写真はポストカードサイズにプリントして、その場でお渡しします。
「チャリティの内訳は、50%」
支援も笑顔も、幸せなことは、みんなではんぶんこ。
チャリティ協力費の50%の¥500を被災地の撮影支援活動費にあてさせて頂きます。
一枚の写真が、被災地における一枚の写真撮影費となります。
あなたの笑顔が、被災地での新たな笑顔を届けるもう一枚の写真となります。
尚、「始まりの写真」プロジェクトBLOGでは、撮影活動を通して様々な復興支援団体と協力して更なる支援活動の広がりの為に記事を紹介しています。
また、「始まりの写真」プロジェクト web GALLERYでは、ご協力参加を頂いた皆様の写真と、被災地での様子を伝える写真を掲載しております。
今後、継続した支援活動を続けるにあたり、インターネットを積極的に利用して、各方面での意識の広がりを望みます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
お問い合わせは、以下の連絡先までお願い致します。
「始まりの写真」プロジェクト事務局
東京都世田谷区下馬5-34-26 #603 安藤写真事務所内 zip 154-0002
tel:090-8563-6473 fax:03-6450-7018
info@andotsuyoshi.com
その後、支援者と被災地を写真を通じてその思いをシェアできるよう、当BLOGを立ち上げ、活動の報告を行って参りました。当BLOGへのアクセスは、日本国内のみならず、世界中に広がりを見せており、この東日本大震災からの復興への関心と震災が世界に与えた影響力の大きさを改めて感じさせられております。
これらの活動を通じて、多くの志を共にする素晴らしいボランティア活動をする人たちとの出会いがあり、訪れた被災地においても復興支援の合い言葉でもあった、<絆>を感じさせられる多くの貴重な体験に授かって参りました。
写真撮影という人と人との生の関わりを通じて、カメラのレンズを通した様々な人々の想いを直に感じさせられてきたこと、それぞれの場面において、震災後に育まれた出会いや友情は、私達にある気付きをもたらしており、震災がもたらした多くの悲劇に取って代わる皮肉ではないことを確信させられております。助け合いの精神は、地震や自然災害の多い日本では古来からの災害から身を守る術の一つでもあり、人間としての真実と直結しているという事実を改めて実感させられたのです。
また、震災からまもなく2年が経とうとしている現在、津波に襲われた地域に散在していたガレキのほとんどは集積所へ運ばれ、半壊の家屋等が解体された後に残された風景は、かつて住居や街が存在していたその場所の再開発へと向かう過程にあるようにも一見すると思えるかもしれません。整備された道には復興の多大な成果を感じさせられます。しかし、人の生活の営みが消えたその風景には、今なお震災の傷跡は拭い去る事の出来ない記憶として深く刻まれています。避難生活を続ける被災者の方達にとっては、様々な複雑な想いがあるのです。
かつてそこにあった日常。震災後の今の日常。被災地における無常の世界を眺めながら、外部から来た私のような人間にとっては、今目にしているあまりにも普通にあるこの日常から、あたかもそこには始めから何もなかったことのように思えてしまうかもしれません。しかし被災者の方達その地の人たちにとっては、傷跡と未来を描く無垢のキャンバスそれぞれの側面を持った、心に結びつけられた聖なる風景なのです。
苦境の中、もがきながらも前を向いて行こうとする多くの人たちがいます。そして一歩づつ前へと進んでいる人も多くいると思います。
このような人たちの精神力に、むしろ励まされた支援活動をされた人も多いに違いありません。私の「始まりの写真」プロジェクトのアイデアそのものは、未曾有の震災を目の当たりにした被災者、支援者とを写真の力で笑顔を紡ぐというものでありました。しかしながら、継続させるモチベーションは、やはり実際に現地へ赴いて被災地で出会った人々の前向きな想いであったのです。今なお私は、被災地でがんばる人たちの姿にむしろ後押しされた形で、この活動に関わって行きたいと考えているのです。
2012年以降、避難生活者の方々の仮設住宅への転居が各地で進み、被災地における被災者の自立支援を促すという全体の流れに伴い、当初はチャリティ支援活動として始動した当プロジェクトではありましたが、現在はチャリティで支援して行くという方向性は絶っているのが現状ではあります。今後は、チャリティという支援方法だけにとらわれる事なく、この活動を通じて築き上げて来た<絆>を過去のものとするのではなく、純粋に人の想いをメッセージできるようなプロジェクトへとシフトしていきたいと考えております。
写真とは、過去を過去へと追いやっていくものであるかもしれません。しかし、現在と常に向き合うと言う意味においては、過去を現在として向き合う事も可能とするものでもあります。そして、過去と向き合いながら未来へと向かう現在が被災地にはあると私は思うのです。私が今まで撮影して来た写真、今後撮影していく被災地の姿が何らかの東日本大震災で被災された方達にとって少しでも前を向く手だてとなるようなものであって欲しいと願うのです。
2012年12月1日 安藤毅
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(「始まりの写真」プロジェクト発足当初の主旨)
<笑顔をシェアする復興支援活動>
Photographer 安藤毅が立ち上げた、チャリティ写真撮影による復興支援活動
東日本太平洋沖地震の被害により、思い出の写真を失われた方々に、無償で写真撮影を行う活動です。
撮影した写真はポストカードサイズにプリントして、その場でお渡し致します。
支援の輪を拡げる為に、被災地以外では、一枚¥1,000にて、チャリティの撮影活動を行います。
同じく、撮影した写真はポストカードサイズにプリントして、その場でお渡しします。
「チャリティの内訳は、50%」
支援も笑顔も、幸せなことは、みんなではんぶんこ。
チャリティ協力費の50%の¥500を被災地の撮影支援活動費にあてさせて頂きます。
一枚の写真が、被災地における一枚の写真撮影費となります。
あなたの笑顔が、被災地での新たな笑顔を届けるもう一枚の写真となります。
*
具体的な撮影日程や、撮影場所等の情報は、随時こちらでアップデート致します。
活動の進展はこちらの「始まりの写真」プロジェクトBLOGにて、随時アップデートして参ります。
尚、「始まりの写真」プロジェクトBLOGでは、撮影活動を通して様々な復興支援団体と協力して更なる支援活動の広がりの為に記事を紹介しています。
また、「始まりの写真」プロジェクト web GALLERYでは、ご協力参加を頂いた皆様の写真と、被災地での様子を伝える写真を掲載しております。
今後、継続した支援活動を続けるにあたり、インターネットを積極的に利用して、各方面での意識の広がりを望みます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
はんぶんこということ
「始まりの写真」の神髄。
大津波で甚大な被害を受けた宮城県山元町に訪れた際に出会った、二人のおばあちゃんが私に見せてくれた、一生涯をかけた、かけがいのない二人の友情。
「お世話になっているボランティアの人たちに感謝の気持ちを表したい」とお返しの品をせっせと手作りで準備をされていた中学校の校長先生。
東京から支援に行ったはずの私が、気持ちの上では、逆に支援されたような気になってしまった。
「ひとつのおまんじゅうをふたりで、はんぶんこ。」
一つの幸せを二つに分ければ、幸せは二つ。
これは、「始まりの写真」プロジェクトの考えるチャリティと復興支援「始まり」のイメージです。
助け合いのこころによって生まれる笑顔。
「始まりの写真」プロジェクトのチャリティ撮影活動には、はんぶんこ、で二つの幸せを生み出せる喜びを、ご協力者の皆様にも感じて頂きたいと願う活動にしたいと考えております。
誰しも人の優しさに触れた時、人は優しくなれるものです。
あなたに、ご協力頂いた一枚の「始まりの写真」は、もう一枚の「始まりの写真」として、あなたの想いが被災地の方に届けられます。
そして、更に被災地の方々の笑顔を写真を通してあなたが目にした時に、再びあなたが笑顔になれるよう、笑顔で願いを繋ぐ写真のプロジェクト。
それが、「始まりの写真」なのです。
笑顔で始まる、復興支援の始まり。
笑う門には福来る。
笑顔の福幸支援を始めませんか。
皆で必ずや復幸させてみせましょう!
(「始まりの写真」プロジェクトBLOG 〜はんぶんこということ〜)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「始まりの写真」プロジェクトtwitter
「始まりの写真」プロジェクト facebook
*是非ともこちらのフォローもお願いします!
「始まりの写真」プロジェクト事務局
東京都世田谷区下馬5-34-26 #603 安藤写真事務所内 zip 154-0002
tel:090-8563-6473 fax:03-6450-7018
info@andotsuyoshi.com